お天気の悪い日が続く時季に、洗濯物を室内干ししたりすると、たちまち家の中の湿度が気になりますね。湿気は臭いも発生させ、その湿気を放っておくと、やがてカビまで発生してしまいます。そうなる前に、活用範囲の広い重曹を使って上手に湿気を取りましょう。
まずは、家の中で湿気が溜まりやすい場所はというと、以下の場所が挙げられます。
第1位 キッチン、浴室の水回り
第2位 押入れ、クローゼット
第3位 寝室
第4位 下駄
水まわりは当然のことながら、押し入れやクローゼットには物がたくさんあり、隙間が少ないためより湿気が溜まりやすくなります。また、下駄箱は湿気に加えてくさーい臭いもこもります。
意外と盲点なのが寝室です。布団が汗を吸いこんでいるのに加え、部屋の位置が日当たりの悪い場所にあると、より一層湿気がこもりやすくなります。
■湿気取りに重曹を活用しましょう!
この嫌な臭い&湿気取りに重曹が大活躍します! 洗剤の代わりとしても使える重曹ですが、湿気取り、臭い取りもできる優れものなのです。
重曹は正式には炭酸水素ナトリウムといいます。重曹は油汚れを落とすほかに次のような特徴があります。
・吸湿性が高い(湿気を取ると固まる性質があります)
・酸と反応しやすい(生ごみ、靴の臭いは酸性なので反応して、消臭してくれます)
この重曹の特性を活かして、簡単にできる湿気取りアイテム作りをご紹介します。
<容器について>
重曹の効果を引き出すには、重曹が空気に触れる面積が広いほうが良いです。計量カップサイズの容器を100円ショップで買う、使い終わったプリン容器がお奨め。口の部分はガーゼやハンカチなので塞ぐのもありですよ。
<重曹の量>
なるべく多めに入れましょう。目安は100ccくらいです。湿気を吸うとう固まりますので、固まった部分は捨てましょう。
<重曹にひと手間加えて>
上で作った重曹の湿気取りにアロマオイルを数たらすと、香りが付いた除湿剤+消臭剤になり、玄関や寝室に置くにはぴったりなアイテムになります。
オリジナリティーある湿気取りを自分で作ってみてはいかがでしょうか。