梅雨はカビにとって最も快適な季節
そろそろ梅雨の季節ですね。梅雨の時期になると気になってくるのがカビ対策です。
雨の日が続くと、室内の湿度は80パーセント以上になります。カビが最も好む環境は、湿度65パーセント以上で室温が20~28℃。人間にとって不快な梅雨の季節は、カビにとっては快適な季節なのです。
「たかがカビ」とあなどれない! カビが引き起こす病気とは?
カビの中には人体に影響を及ぼすものがあり、カビが引き起こす病気は主に3つ。
【アレルギー疾患】
カビの胞子がアレルギーを引き起こし、気管支炎喘息や鼻炎などを起こします。
【感染症】
身体の皮膚組織に付いて引き起こすもの。水虫などが代表的です。
【カビ中毒】
カビの毒性物質によって引き起こされます。肝臓、腎臓、胃腸等に障害を与え、食中毒を起こしたり、強いガン性を示すものもあります。
カビが原因で命を落とす危険性もあるのです。たかがカビとあなどってはいけませんね。
梅雨前からカビ対策を!
カビの発生要因は、
【湿度】【温度】【栄養源】の3つです。
ですから、カビ対策としては、
【乾燥】【低温】【栄養源を無くす】というのが一番のポイント。
カビ対策で最も効果的な方法は「換気」です。
換気をすることで、部屋の空気に流れをつくり、停滞している空気の湿度を下げることができます。窓を開けたり、換気扇を回すなどして、室内の湿度を50パーセント前後に保つようにしましょう。
除湿機を使用したり、扇風機で部屋の空気を循環させるのも効果的です。
もうひとつが「掃除」。
カビにとってホコリや汚れは最高の栄養源です。こまめに掃除を行い、カビの栄養源を絶ちましょう。
カビが生えてしまったら?
カビの種類や生える場所によって、カビ取り方法は異なってきますが、ふき取って、アルコール等で消毒するのが一般的な対処法です。カビ取り専用剤を使用してもいいでしょう。
また、お湯で薄めた酢や重曹もカビの除去に効果があります。カビ取り剤の影響が気になる方は、こちらの方法を試してみてください。
気をつけていても、カビは生えてしまうもの。気がついたら早めに除去し、こまめな換気と掃除を心掛け、カビ対策に努めましょう。