最近の洗濯機はとても優秀なので、いろいろな衣類が家庭で洗濯できるようになりました。とはいえ、夏のおしゃれ着は、いつもよりさらに薄手になっているので型くずれ、色落ちなどが気になって、手洗いモードでも洗濯をためらってしまいがちになるものです。
汗をかくこの時期には、少し手間でも、しっかりといたわりながら手洗いしたいものですよね。大切な衣類だからこそ、自分で丁寧にお手入れしたいという方、この機会に手洗いの基本を覚えてみませんか。
この洋服手洗いOK? NG?
手洗いしたい!と思っても、どの洋服が手洗いOKなのか分からないという人も多いはずです。まず基本は、「タグ」をしっかりチェックすることから始めましょう。タグを見れば、手洗いOK・NG、アイロンの温度、ドライクリーニングするべきもの、洗剤についてなど抑えるべき基本的なことがしっかりと記載されています。
同じ手洗いでも素材によって使い分ける!
手洗いと表記があったら、基本的には、「手」で洗いましょう。もちろん洗濯機の「手洗いモード」でも洗濯は可能です。しかし、今回は本当の手洗いにチャレンジです。
手洗い表示のあるTシャツを例にして、洗い方のポイントをご紹介します。生地を触ってみて、伸びるタイプのものであれば、手洗いでも洗濯ネットに入れて洗うようにします。生地が傷むのを少しでも防ぐように心がけていきましょう。
ぬるま湯をはったバケツに、おしゃれ着用洗剤を入れて軽くかき混ぜます。ここにゆっくりと洗濯物を沈めていき、洗剤を衣類に染み込ませていきます。このまま3〜5分放置しておくのがポイントです。
やさしくいたわるように扱うのがポイント
こすったり、バシャバシャと激しく洗わないことが大切です。ぬるま湯と洗剤の力でじっくりと汚れを浮かせるようにしましょう。しつこい汚れがあるときには、洗濯前に部分汚れ用の洗剤を染み込ませてから、バケツに浸しておくだけでOKです。
汚れが浮いて来たら、すすぎに入ります。洗剤液を軽くしぼった状態から、水ですすいでいきます。水の中に衣類をゆっくり沈めて、浮かして、やさしく押してというのを何度も繰り返していくと、泡が見えない状態になってきます。これですすぎは完了です。
脱水は洗濯機におまかせ!
手洗いで難しいのは脱水です。ここは洗濯機に頼ることをオススメします。脱水は「1分」でOKです。少し、しっとりとした状態であれば、軽く叩いてしわを伸ばすようにして干すことができます。厚めの生地であれば、生地や縫い目をひっぱるようにして整えれば、縮み防止にもなりますよ。
汚れは放っておくと落ちにくくなるので、汗をかいたなと思ったらその都度手洗いしてみましょう。大切な衣類を長持ちさせるためには、「自分で手洗い」がおすすめです。きれいな衣類で、さわやかな夏を過ごしましょう。