チアシードはメキシコなど中南米で栽培されている、チアというシソ科の植物の種です。大量の水分を含むことができます。
チアシードは水溶性食物繊維と不溶性食物繊維が豊富に含まれていて、便秘の解消に効果的です。約10倍の水分を含むことができるため、少量で満腹感を得ることができるのでチアシードはダイエットにぴったりな食材でもあります。
また、特記すべきは身体に必要不可欠な必須脂肪酸であるαリノレン酸の一種「オメガ３脂肪酸」を豊富に含む点です。たった10gのチアシードがαリノレン酸2g分に該当し、厚生労働省の推奨摂取量、成人男性１日約2.2g、女性22.0g以上を摂取できるのが嬉しいです。この必須脂肪酸は、血小板の凝集を抑えて血行を良くするなどの働きがあります。
ほかにも、うつ症状の緩和や脳を活性化させ記憶力、学習能力を高める効果や、皮膚のシミ、くすみを予防するアンチエイジング効果も期待されます。身体にとって、とても大切な働きをする脂肪ですが、通常の食事で必要量摂取するのは難しいです。チアシードなら少量で必要量摂取できるのでおススメです。
また、チアシードは無味無臭で、タピオカのような食感でクセがないのでいろいろな料理に使用しやすいことも人気の理由です。
チアシードを使ったお手軽スープレシピ
【きのことジンジャーチアシード ぽかぽかスープ】
材料（4人分）
水 800cc
顆粒和風だし 適量
すりおろし生姜 30g
葱 1本
エリンギ― 50g
しめじ 50g
椎茸 50g
舞茸 50g
葱 20g
薄口醤油 大さじ1杯半
塩 小さじ4分の1杯
チアシード 小さじ2杯
作り方
（１）エリンギ―、しめじ、椎茸を食べやすい大きさにカットする。
（２）水800㏄を火にかけ、（１）と和風だし、すりおろし生姜、調味料を加えて煮る。
（３）火が通ったらチアシードを加える。
（４）チアシードがとろりとするまで煮込む。
（５）葱を散らして、できあがり。
きのこ類は、お好みでなんでも良いです。
生姜で身体がぽかぽか温まるので、冬にはぴったりメニューですが、夏の暑いときこそ発汗作用によりデトックス効果が高いことと、チアシードが紫外線によるシミやくすみの予防に働きかけるので積極的に取り入れてみてくださいね。
チアシードは夏バテなどで食べる量が少なくなりがちな時にこそ、少量で必要な栄養量が確保できる、お助けフードと言えます。
