気になるけど、人には聞けない
人の口臭が気になるっていう経験をされた方は多いと思いますが、自分の口臭はどうなのか? 人に直接聞くにも聞けず、会話の時自分の口臭が気になってしまって、口元に手を持っていって話すのがクセになってしまった……。そんな人に、ちょっと意外な口臭予防法をお教えします。
そもそも口臭は、なぜ発生するの?
口の中で生息している細菌が、食べもののカスに含まれるたんぱく質などを分解して、メチルカプタンや硫化水素などの臭いの元を生み出すことにより、口臭が発生します。
口臭は口の中が酸性になっていると臭いが発生しやすいのです。唾液が減ってくると、口の中は酸性に傾きます。たとえば、お腹が空いている時や起床時、緊張している時に口臭がひどくなっているのは、唾液の量が減って口の中が酸性になっているからなのです。
口臭を予防するには
口の中が酸性になっていると臭いが発生するのであれば、アルカリ性のものを入れると中和されて臭いが抑えられるという理屈に着目したのが「ベーキングパウダー」。そう、掃除にも使われる、あの重層です!
重曹は弱アルカリ性なので、うがい薬として使用することで口腔内を中和して、口臭予防に効果的です。
重曹うがい薬の作り方と注意点
口に含むものなので、うっかり飲んでしまった時のことも考えて料理用の重層を使いましょう。コップ1杯の水に、小さじ3分の1程度の重層を入れます。まとめ作りしておく場合は500mlの水に小さじ1杯の重層を加えて作りましょう。
喉のうがいではなく口腔内に行き渡らせることが大事なのでガラガラ……ではなく、口に含んでぶくぶくします。就寝前と起床時にやると、より効果的です。
ナトリウム(塩分)を含むので、厳しい塩分制限がある人は医師に相談しましょう。また、歯肉炎などで歯茎が腫れている場合や、出血が見られるといった病的トラブルがある場合は、重曹うがい薬は使用せず、速やかに歯科受診しましょう。