気温の低下とともに空気の乾燥がすすむこれからの季節。肌のパサつきやごわつき、乾燥による小じわなどの対策として、積極的な保湿ケアに取り組み始めている人も多いはず。
じつは肌の角質が硬化したものである“爪”も、肌と同じく空気の乾燥の影響を受けやすいパーツのひとつ。爪の水分量は通常約5%~約24%と、環境等の要因によって大きく変動しやすいのが特徴です。そしてその水分量が低下すると、ツヤや透明感を失い、もろく割れやすくなってしまいます。そのため冬には爪のカケやワレ、ツヤのなさや細かい縦じわなどが目立つと感じられがちなのです。
爪を乾燥から守る対策とケアとは
爪は、爪の付け根と肌の境目にある爪母という組織で作られ、表に出てきた時にはすでに死んでいる細胞で、自己再生することができません。自ら潤う力もないため、外からケアしてあげることが重要です。
爪の乾燥を防ぐために重要なのが、水分と油分。日常生活での何気ない行動の積み重ねが爪を乾燥させているかも。
ネイルカラーはしっかり仕上げて頻繁に塗り替えないこと。除光液の使用頻度を減らし、アセトンフリー(=ノンアセトン)、アルコール成分を含まないものなどを選ぶよう心がけましょう。
またネイルカラー後の仕上げにはもちろん、ネイルをしないときでも欠かさずトップコートを塗ってケアすることが重要。爪の表面を覆うことで、爪を乾燥から守ってくれます。
そのほか、台所用や掃除用の洗剤を使用するときには、ゴム手袋などを使って直接触れないこと。また肌同様強い井木線を浴びることでも乾燥がすすみます。晴れた日の外出には手袋を使用するだけでも十分爪のケアにつながります。
効率的な爪の保湿ケアのポイントは?
日中の手洗い後、書類など紙類を触った後、空調のきいた室内で過ごした後や風の強い日の外出後などは、爪がとくに乾燥するタイミング。こまめにハンドクリームやオイルを塗るのが、爪にとって一番効率のいいケア方法。爪の先には、表からだけでなく裏からもオイルなどを塗るケアを徹底するとより効果的です。
手を洗うたびケアできるよう、自宅ではキッチンや洗面所、バスルームなど、水回りの各所にさらっとした使い心地のハンドクリームを用意しておくと便利。またリビングでくつろぐ際の定位置やベッドサイドにもこっくりと重いテクスチャーのハンドクリームやネイルオイルを常備して、自然と爪の保湿ケアが習慣になるような環境づくりを心がけましょう。
もちろん外出用のバッグやオフィスにも保湿ケアアイテムをお忘れなく。取り出しやすいポケットなどに入れておいて、化粧室での手洗いのついでに、移動中の電車の中でなど、使うタイミングを決めておくと、忘れることなくこまめなケアが維持できるはず。
この冬はしっかりケアして、健康で色ツヤのいい爪で過ごそう!
日々の健康を内側からサポートしてくれるアイテムがたくさん‼︎