日々の生活の中で、時には忙しさに追われたり、ストレスを感じたりすることがあって当然! そんなときに意識したいのが、自律神経のバランス。正反対の働きをする2つの自律神経(交感神経と副交感神経)が交互にバランスよく働くことが重要で、片方の自律神経だけが長く働き続けることのないように気を付けてこそ、健康が維持できると言われています。
交感神経は、活動時、緊張時、ストレスを感じているときに働き、体を“活動モード”に導きます。
一方副交感神経は、休息時、睡眠時、リラックスしているときに働き、体を“休息モード”に保ちます。
環境や精神状態に応じて働くこの二つの自律神経のスイッチを意識的に切り替えたいと思ったら、入浴やシャワーを活用するのが効果的。
具体的な入浴方法を紹介します。
入浴で “休息モード” に! 自律神経を副交感神経に切り替える入浴法とは
日中の(ときには夜間にまで及ぶ)活動を終えた後の自律神経は交感神経が優位になりがち。その自律神経を副交感神経優位に切り替える入浴法はと言うと、39~40℃程度の湯を湯船に張り、ゆったりと浸かること。入浴時間の目安は15分程度。
副交感神経が優位になると、心身のリラックスが促進され、血圧は下がり、脈拍はゆっくり、発汗は控えめで筋肉はゆるんだ状態に。胃腸の活動が活発になり、消化が促進されます。
入浴で “活動モード” に! 自律神経を交感神経に切り替える入浴法とは
ゆったりと休んだ翌朝。
自律神経を副交感神経優位から交感神経優位に切り替える入浴法はというと、
42~43℃程度の熱めの湯を張った湯船に、さっと浸かること。
そして入浴よりさらに効果的なのが、熱めのシャワー。
細かい水の飛沫による皮膚刺激がより、自律神経を交感神経優位の状態へと導いてくれます。
交感神経が優位になると、心身はともに緊張が高まり、血圧は上がり、脈拍は速く、発汗が促進され筋肉は硬直した状態に。そのため胃腸の活動が鈍ってしまいます。
寒さが深まるこれからの季節、入浴時、湯温とともに注意したいのは浴室や脱衣所の気温。
浴室、脱衣所ともに、22~25度程度が適切とも言われています。
とくに熱い湯への入浴時こそ、注意や事前暖房などの準備が必要です。
リラックスしているつもりでも、心身は緊張したまま、ということはよくあります。
適度な湯で温めて自律神経を整える入浴法で、忙しい日々を乗り切りましょう!
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