低カロリーで栄養豊富と人気の大麦。
米にうるち米ともち米があるように、大麦にも “押し麦” と “もち麦” とがあります。押し麦とは、そのままでは調理しにくく消化も悪い、うるち性の大麦を食べやすく加熱・圧迫加工したもの。もち麦は、もち性の大麦のこと。
同じ大麦でも、品種や加工の違いで、栄養価や食感に違いが。
では、それぞれを詳しく見ていきましょう。
押し麦ともち麦、その味や食感は?
押し麦を白米に混ぜて炊いたものが、昔から日本人になじみのある麦ごはん!
とろろのおともなどとして食べたことがあるという人も多いのでは。
独特のぷちっとした食感は、とろろのほか、カレーなどにもよく合います。
そしてもち麦もまた白米に混ぜて炊くと美味。
押し麦と違い、もちもちとしていて白米にもよくなじむ違和感の少ない食感が特徴。そのためもち麦は雑穀ご飯初心者にも食べやすいと言えるでしょう。
押し麦から摂取できる栄養とは
大麦には水溶性、不溶性の2種の食物繊維がバランスよく含まれています。
気になるその量はなんと精白した米の約17倍とも!
そのほか、カルシウムやカリウムといったミネラルや、ビタミンB群、ビタミンEなどが豊富。いつもの白米に混ぜて炊くだけでこれらの栄養がまとめて一度に摂れるという手軽さもうれしいですね。
もち麦から摂取できる栄養とは
もち麦には、押し麦を超える「白米の約20倍」もの食物繊維が含まれています。
とくに、腸内環境の整備や生活習慣病ケアにも効果が期待できると言われる水溶性食物繊維 “β‐グルカン” が豊富。ビタミン、ミネラルのほか、ポリフェノールなどの栄養も豊富に摂取することが可能です。
押し麦、もち麦の食べ方あれこれ
押し麦、もち麦とも、基本の食べ方は白米に混ぜて炊く麦ごはん。
スープジャーでつくるおかゆや、具材に加えたスープなどは軽い食事にも。
またまとめてゆでで小分けにして冷蔵、冷凍しておくととても便利。
ライスサラダやドリア、タコライスなどのメニューにもよく合います。
好みにもよりますが、白米に見立てて使うときのみ、もち麦をセレクトするほうがおいしく仕上がります。
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