暑い夏にはつい冷たいものを食べたり飲んだりしてしまいがち。日々の胃腸の疲れが積み重なって、夏の終わりには食欲がない、胃もたれ感がある、おなかを下しやすいといった胃腸の不調や、全身の倦怠感などの症状を感じるという人も多いよう。そんなとき心がけたいのが胃腸疲れへの対策です。さっそく実践してみませんか?
胃腸の疲れの原因を見極めよう
まず最初に重要なのが、胃腸の疲れの原因を見極めること。冷たい食べ物や飲み物の過剰摂取は、ダイレクトに胃腸を冷やしてしまいます。また水分の過剰摂取は胃液を薄めて消化不良の原因に。
そのほか夏休みの帰省や旅行で食べ過ぎたり、食事の時間に乱れが出ることも、胃腸の疲れの原因になるといえるでしょう。
胃腸の疲れ対策は“休ませること”
胃腸の疲れの原因がわかったら、それを踏まえてとにかく胃腸を休ませてあげることが重要です。間食はしない、消化のよい食品を適量(=少量)、規則正しくを心がけます。夕食はとくに軽く、遅くとも就寝の3時間前までに食べ終えるといいでしょう。普段の食事できちんと栄養が摂れている人ならば、たとえば1日だけ夕食を食べずに早めに寝てしまうプチ断食を試してみるのもいいかもしれません。
食事で気を付けることは?
胃腸にやさしい食事とは? 食物繊維や脂肪が少ない食品を、小さくやわらかく調理していただきましょう。卵粥や鶏粥、やわらかく煮たうどんなどが定番ですが、野菜のポタージュや茶わん蒸し、湯豆腐、鶏つみれ汁なども胃腸への負担が少ないおすすめメニュー。逆に、蕎麦、牛乳、豆類、かんきつ類、生もの、香辛料などは控えるようにご注意を。
消化不良のほか、胃酸過多にも注意
胃腸の疲れは消化不良のほかに、胃酸過多として現れることも。暑さや忙しさによるストレスが胃酸の分泌を過剰に促し、それが胃壁を傷つけてしまうこともあります。その場合、空腹時の胃痛として症状があらわれることがほとんど。胃壁を守るめ食事と食事の間隔ををあけすぎないよう気を付けながら、迅速に医師の診断を受けましょう。
夏の胃腸の疲れをいやして元気に秋を迎えよう!