紫外線は5月から増え始めるといわれています。紫外線対策は、日焼け止めクリームだけではありません。食べ物でできる「日焼け対策」を紹介します。夏本番を迎える前に、毎日の食べ物で身体の内側からケアを始めましょう。
ビタミンは上手に組み合わせて
ビタミンにもいろいろな種類があり、それぞれ働きも違います。その中でも、日焼けに特にいい働きをしてくれるビタミンを紹介します。
・ビタミンC…日焼けによる活性酸素（体が錆び、老化のもとになる）の発生を抑える抗酸化作用があります。ビタミンEの吸収を促進する上でも、ビタミンCは必要な栄養素。
・ビタミンE…Cと同じ、日焼けによる活性酸素の発生を抑える働きがあります。加えて、血行を良くし、皮膚の新陳代謝を高める働きもあります。
・ビタミンA…CやEと同様、日焼けによる活性酸素の発生を抑えてくれます。また、皮膚のターンオーバーをすすめ、肌のカサつきを防ぐという働きも。
日焼け前も、日焼けしてしまった肌にも、ビタミンはしっかり効いてくれそうです。３つのビタミンを含む食べ物を組み合わせて、内側からきれいにしたいものですね。
野菜も日焼け対策になる「食べ物」です
食べ物として、毎日摂りいれたい野菜。野菜の中にも、日焼けにいいものはたくさんあるのです。
・にんじん…にんじんといえば日焼けに効く抗酸化作用が強いβカロチン。またカリウムという成分は代謝を促し、そのことでリンパの流れも良くなり、老廃物の排出もスムーズに。
・パプリカ…カラーピーマンは、日焼けした肌にいいビタミンCや抗酸化物質が多く含まれています。メラニン発生を抑え、コラーゲンの生成を助ける働きがあります。
・トマト…ビタミンC・E・Aをすべて含み、しかもリコピンも同時に摂取できる非常に効率の良い食べ物です。過熱に弱いビタミンですが、トマトは生で食べられる食べ物！
日焼け対策だけでなく、栄養価の高い食べ物でもある野菜。お肌と健康のダブルケアが期待できそうです。
簡単日焼け対策レシピ
毎日どころか、毎食の食卓に並べたくなる、簡単にできる「日焼け対策レシピ」を紹介します。日々の食べ物って本当に大切です！
・日焼け防止（？）具材カレー
いつものカレーに（もちろんレトルトカレーでも）、フライパンで焼いたパプリカ、サツマイモ（βカロチンを多く含む）、軽く煮たブロッコーリー（スルフォラファンという成分にシミやそばかすを防ぐ働きがある）を盛りつけます。実は、ターメリックにも肌の赤みやトラブルを軽減する働きがあるため、カレー自体も日焼け対策になる食べ物なんです。
・ゴロゴロ野菜サラダ
トマト、ブロッコリー、アボカド（ビタミンC、E、Aを多く含む）、ハムをマスタード、しょうゆ、レモン汁、オリーブオイルで和えてできあがり。
朝にグッと一杯飲むだけ
「食べ物」となると、朝はちょっと手間がかかりそう…という方へ、ミキサーがあれば一瞬でできる「日焼け対策」ドリンクはいかがでしょうか。
・ドロッとトマトジュース
なるべく熟したトマトを使います。ヘタを取り除き、沸騰したお湯で30分ほど煮ると、つるっと皮がむけます。ざく切りにし、ミキサーにかけて固形感がなくなったら、できあがり。トマト以外はなにもない、トマト丸ごとの栄養素が摂取できます。
・パプリカとにんじんのスムージー
ざく切りにしたパプリカ1/2個、にんじん1/2本、リンゴ1/4個と水100ml、レモン汁小さじ2をミキサーにかけてできあがりです。お好みでバナナなどを入れたり、水を豆乳にかえると、さらにまろやかな仕上がりに。
食べ物をドリンクにしてしまえば、「時短日焼け対策」になりそう。
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