寒い冬の朝、床に敷いた敷布団をめくってみると床が湿っている!!
布団をよく見ると……まさか!? カビ……? なんて経験ありませんか? 筆者もその経験者の1人です。そんなことにならないように、布団の湿気対策について考えてみましょう。
なぜ布団が湿気るのか? 特に冬は危険です。
原理はコップに冷たい飲み物を入れると、コップの周囲に水滴が付くのと同じです。
人は寝ている間にコップ2杯程度の汗をかきます。
→汗が布団に吸収され湿っぽくなります。
→床面が冷たいため布団の湿気が水滴となり現れます。
→しかし布団があるため蒸発できずにそのまま布団が濡れたり、床に残ったりするのです。
これを放っておくと布団や床にカビが発生したりします。床に付いたカビはそう簡単には取れず、最悪は床の張り替えをしなければならなくなります。
この布団の湿気対策、いくつか検討してみましょう。
布団の湿気対策あれこれ
●フローリングで寝続ける場合
床と布団の間の温度差を取り去らないと解決しませんので、何かを敷くことを考えます。
(1)すのこを敷く
床と布団の隙間はできますが、結局すのこ自身も冷たいので劇的な効果は得られないようです。すのこの形状のカビが生えてくるなんてこともあるようです。
(2)タオルを敷く
即効性があり、結構効果的のようです。ただ、タオルが湿気るので毎日交換する手間があります。
(3)断熱シートを敷く
床との温度差を少なくできて効果的です。
(4)湿気取りシートを敷く
シート自体が布団の湿気を吸収してくれます。いろいろな素材、値段のものがあります。高いものは吸収量が多く、2週間くらいはそのままで大丈夫なものもあります。
●ベッドを買う
子供部屋を準備する際にベッドを買ったりするケースも考えます。布団の湿気はマットレスを通して蒸発しますので、湿気がこもる心配はないようです。
ただ、すのこのベッドは上記で述べたように何かしら対策が必要です。
●布団を敷く部屋を変える
戸建ではあり得るケースを考えます。畳の上に布団を敷けば、畳の調湿効果で布団にカビがはえることは、ほとんどありません。とはいえ、万年床はダメですよ。
このように対策方法はいくつかありますので、住環境、子供の成長に合わせて自分に合った対策をしてみましょう。