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乾燥の季節に体の中から潤う肌へ! 飲むオイル美容を始めよう

本格的な春へと向かうこれからの季節。冬の間に乾燥した肌を効率よく潤わせたい!と思ったら、美容効果の高い“オイル”を積極的に摂取してみませんか?

 

美容面から考える、常温で固まるオイル「飽和脂肪酸」

オイルはまず、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に大別されます。飽和脂肪酸は、常温では固形となる傾向があるもの。人の身体の中で合成できる脂肪酸です。

 
この飽和脂肪酸を多く含むオイルの中で美容に貢献してくれるのは、消化が早く脂肪が蓄積しない中鎖脂肪酸に細分される、ココナッツオイル、パームオイル、バターなど。
 
一方体内に蓄積されやすい長鎖脂肪酸に細分される、牛脂、豚脂、ラード、オリーブオイル、大豆油は要注意! 美容面から考えた場合、摂取量には気を付けたいオイルです。
 
 

美容面から考える、常温で固まらないオイル「不飽和脂肪酸」

一方、不飽和脂肪酸は、常温では液体となる傾向があるもの。さらに以下の3つに細分されます。さて、それぞれの美容効果は?

 
(1)オメガ9(=オレイン酸、一価不飽和脂肪酸)
人の身体の中で合成できる脂肪酸。善玉コレステロールの値を変えることなく、悪玉コレステロールの値を下げる働きがあります。酸化に強く、コレステロール値の正常化や、便秘にも効果的といわれています。加熱調理向き。

具体的には、オリーブオイル、キャノーラ(菜種)油、アボカドオイルなどに多く含まれています。

 

(2)オメガ6(=多価不飽和脂肪酸)
人の身体の中で合成できない必須脂肪酸。現代人は過剰摂取気味といわれているので摂取量に注意が必要。具体的にはサラダ油、ゴマ油、べにばな油、コーン油などに多く含まれています。

 

(3)オメガ3(=多価不飽和脂肪酸)
人の身体の中で合成できない必須脂肪酸。現代人に不足気味といわれているので積極的に摂取したいオイル。酸化しやすいので加熱せず、ドレッシングや料理の仕上げに使いましょう。

エゴマ油・フラックスオイル(亜麻仁油)、シソ油、グリーンナッツオイル(インカインチオイル)などに多く含まれています。

 
 
美容効果が高いのは、なんといってもオメガ3に分類されるオイル。逆にオメガ6のオイルは過剰摂取による炎症の悪化が懸念されていて、美容への悪影響が大。
 
便秘が気になる人は、結果的にはオメガ9が美容を促進してくれるかも。また太りにくい油とされる中鎖脂肪酸も、美容が気になる女性にはありがたいオイルです。

 
「オイル(油)は美容の敵」というのは勘違い! 目的に応じて選んで適量を摂取することで美容に役立ててくださいね。