最近ではテレビや雑誌等のメディアで取り上げられることが多くなった「チアシード」。もうすでに食べている方やこれからチアシードを試してみたい方必見! チアシードを食べる際の注意点を紹介しましょう。
その前にチアシードを初めて聞いたという方のためにも、チアシードを簡単に説明しますね!
チアシードとは?
チアシードとは、シソ科サルビア属ミントの一種で、メキシコを中心とする南米で栽培される果実「チア」の種(シード)のことをいいます。体内では決して生成することができない必須アミノ酸9種のうち8種を含み、現代人に不足しがちなα-リノレン酸や、たんぱく質などの栄養素を多く含むため、奇跡の食物と言われています。美容や健康のサポートとして人気のある食品です。
しかしスーパーフードと言われているチアシードですが、間違えた食べ方をしていると、スーパーフードが一転、身体のバランスを崩してしまう恐れがあるのです。では、間違った食べ方をご紹介していきましょう。
チアシードの間違った食べ方
×【1日に大量摂取する】
栄養価が高いからといって、1日に大量に摂取していませんか? チアシードのカロリーを見てみると100gあたり534kcalです。
同じカロリーをごはんで例えると150gのご飯茶碗2杯分に相当するのです。このように考えるとチアシードのカロリーは意外と高いのですが、1日に15gの摂取を守ればカロリーも気になりません。
×【水に漬けないでそのまま食べる】
チアシードはそのままでも食べられると言われています。しかし、あくまでも「種」なのです。
植物の種には、子孫を残すため、鳥などの動物に食べられた際に消化されないよう発芽抑制因子が含まれています。発芽抑制因子に含まれるアブシジン酸が人体に入ると、細胞の中のミトコンドリアを傷つけてしまうため、免疫力を低下させ、いろいろな病気にかかりやすくなってしまうのです。
しかし、チアシードを吸水させると、発芽させようとするため無毒になります。必ず10倍量の水に12時間以上は浸水させてから食べるようにしましょう。
×【熱して食べる】
チアシードに多く含まれる美肌に良いα-リノレン酸は熱に弱く酸化しやすいので、加熱調理をしてしまうのはとてももったいない食べ方なのです。加熱せずに食べましょう!
以上、チアシードの注意点でした。今、食べている方もこれから試そうとしている方も注意点を守って、正しく食べてくださいね!