暑い夏は、汗をたくさんかくので痩せやすいと思っていませんか? 実は夏には太りやすい原因がたくさん潜んでいます。夏太りを涼しくなる前にリセットするための、原因と対策を紹介します。
汗をかいだだけでは痩せない
運動をすると汗をかくので、夏に汗をかくと痩せると勘違いしがちです。実際には、汗をかくから痩せるというわけではありません。あくまでも、運動などで脂肪が燃えて痩せるということを覚えておきましょう。
汗と一緒にミネラル分が逃げすぎてしまうと、体内の水分量の調節がうまくできず、むくみを引き起こします。汗をかくことが原因で、夏太りしてしまうこともあるのです。
ミネラルはフルーツや大豆、魚介類などに幅広く含まれます。手軽にプラスできる食品としては、バナナやメロン、納豆などがおすすめです。
ビタミン不足で夏太りすることも
ビタミンは、お肌だけではなく夏太り解消にも必要です。脂肪を燃焼させるには不可欠だからです。特にビタミンB1とB2は、ミネラル同様、汗と一緒に流れてしまいやすいので、夏太り対策として積極的に摂取しましょうね。
スタミナ食材と呼ばれるうなぎやレバー、豚肉にビタミンB1、B2が豊富に含まれます。夏バテに負けず、口にするようにしましょう。
代謝が落ちて、夏太り
気温が高いと代謝が上がっている気がしますが、冬のほうが基礎代謝量は多いといわれます。寒い季節には、体温が下がらないように燃焼しなければいけないためです。夏はエネルギーを使わなくても、体温を維持できてしまうので夏太りしやすいのです。
夏でもしっかりと湯船に浸かり、身体をあたためましょう。血液循環を促進することで、代謝機能の低下を抑えられます。
暑さで活動量が減る
猛暑が続くと運動をするのが大変ですね。涼しい室内にいる時間が長くなり、活動量が減ってしまいます。少し動くだけで汗がふきだすので、普段のちょっとした家事まで億劫になりがち。活動量が減れば、エネルギーを消費しないので、夏太りを招きます。
夏バテ対策としてガッツリと食べすぎてしまう人も要注意。食べるだけで動かなければ、夏太りへ一直線です。
テレビを見ながら足踏みするなど、涼しい部屋のなかでも良いので、できるだけ身体を動かすようにしましょう。猛暑日、屋外での活動は危険を伴います。夏太り解消には、朝晩の比較的涼しい時間帯を活用してくださいね。
食事のバランスが乱れる
暑さで食欲が落ちると食事の内容が偏り、夏太りしやすくなります。たとえばさらっと食べられて手軽なそうめんは、糖質に変わる炭水化物。これだけでは夏太りしやすくバランスの悪い食事になってしまいます。野菜の天ぷらを添えるなどの工夫をして、栄養の偏りを防ぎましょう。
「夏=痩せる」というわけではないことがわかりましたね。ただ、きちんと栄養を取って体を動かせば、夏太りを防ぎ、さらに痩せやすい身体をつくりやすい季節です。暑い季節を味方につけて、早めに夏太り解消に乗り出しましょう!