重曹にクエン酸、酸素系漂白剤にセスキ炭酸ソーダ……、どれも雑誌やテレビのお掃除特集でよく目にする洗剤の名前ではないでしょうか。いずれも自然環境に優しいお掃除アイテムですが、どの洗剤がなんの汚れに効果があるのか、どこに使うのがおすすめなのか、分からなくなりがちではないですか？
せっかく、こだわって洗剤を選んでいるのだから、正しい使い方で最大限の効果を出したいですよね。ということで、各洗剤の特徴と、どんな汚れに強いのか、おすすめの用途をまとめてみました。
■各エコ洗剤のおすすめ使用法と特徴
・無水クエン酸（酸性）
【おすすめ】ポット、洗濯槽、たたみ、アルカリ汚れ
【こんな特徴も】食用のものは酸味を加える調味料として使われる
【注意点】塩素系と混ぜない。大理石・金属製のものには使用しない
・重曹（ごく弱いアルカリ性）
【おすすめ】トイレ、お風呂、キッチンなどの水まわり
【こんな特徴も】食用のものはパンやお菓子のふくらし粉として使われる
【注意点】漆器・アルミに使わない。熱湯に溶かすと化学変化を起こすので、ぬるま湯で使用する
・セスキ炭酸ソーダ（弱いアルカリ性）
【おすすめ】油、ぬめり、タンパク質、血液、手あか
【こんな特徴も】汚れを落とす力は重曹の10倍！
【注意点】アルミに使わない。表面加工のされた家具には使用しない
・酸素系漂白剤（アルカリ性）
【おすすめ】黒カビ、洗濯、茶渋、漂白、シミ抜き
【こんな特徴も】重曹と一緒に使えば漂白力アップ！
【注意点】絹、毛、金属性のもの（ファスナー等）付きの衣類には使用しない
各洗剤の特徴を一覧表でも見てみましょう。
■各洗剤の得意な汚れを知って上手に使い分けを
おすすめの用途がイメージできたでしょうか？ 洗剤によって、得意な汚れや場所など強みが異なります。これらの洗剤を上手に使い分ければ何種類もの専用洗剤はもう必要ありませんね。
ぜひご活用ください！
