年齢を重ねるほどに気になるのが、体や肌の老化。
この老化を促進する要因のひとつとしてあげられるのが“糖化”です。
糖化が老化を促すメカニズム
食事やちょっとした間食、または飲み物などを通じても日々私たちの体に取り込まれる糖や炭水化物。
糖質を摂取すると、それが消化吸収され、血糖値が上昇します。
血中の糖分(=ブドウ糖)は通常はエネルギーとして使用されるのですが、使用量を超えると、コラーゲンなどのたんぱく質と結びつき、炎症、変性を促します。
これが糖化と言われるもの。変性したたんぱく質には弾性がなく、色味は褐色がかっているのが特徴。
糖化による老化は全身のさまざまな組織に及びますが、肌ではハリ感や透明感の低下、くすみ感などとして、目に見えて実感しやすいと言えるでしょう。
糖化による老化を避ける方法は?
糖化による老化を避けたいと思ったら、解決策は血糖値コントロール。
急激に上げないことと、大幅に上げないことがポイント。
炭水化物や甘いものを食べない、または食べる頻度を大幅に下げられればその効果は大きいですが、もっと簡単に取り組めるのが、空腹時や食事の最初に食物繊維を摂取すること。定食なら、サラダや漬物、野菜や海藻のみそ汁、小鉢などから食べ始めます。食事の最初に寒天やキャベツ、大根おろしを食べるダイエット法は、糖化による老化対策にも効果的です。
“抗糖化”に役立つ食材で老化知らず!?
血糖値コントロールに役立つと言われる食材を積極的に摂取することも重要。
たとえば根菜類、海藻類、オクラやナガイモ、納豆や緑茶など。
またサプリメントや、血糖値に効果のあるトクホ(特定保健用食品)を含むお茶などを組み合わせても。
肌への影響による見た目の老化だけでなく、内臓など他組織にも、糖化による老化促の影響は及んでいます。
健康のため、美容のため、短期決戦ではなく長期的に続けていく必要がある“抗糖化”による老化対策。
ただ糖や炭水化物を我慢するのではなく、血糖値を急激に上げない食品や飲料の中からお気に入りを見つけて楽しめば、無理なく習慣化できるはず。
人の体は時間の経過とともに必ず老化します。
それを促進する糖化による老化を最小限にとどめることで、より健康的に、より美しく歳を重ねていきたいですね。
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