夏は、なぜか大量の汗をかきながらピリッと辛いものが食べたくなる季節。効率よくデトックスもできそうですね。そんな大人向けのピリッと辛い料理、「山椒パウダー」があれば家庭で手軽に簡単に作れます。
山椒の優れたパワーとは?
山椒を入れると、いつもの料理がピシッとしまった感じになりませんか。そんな山椒には、非常に優れたパワーがあるのです。
・冷え性の方に
山椒の苦みは、「サンショオール」という成分によるもの。ホルモンの働きを活発にし、アドレナリンの働きを促進します。それによって全身の血行が良くなり、身体が温まるのです。発汗作用もあるため、冷え症の人にはおススメです。
・美肌になる!?
身体全体の血行がよくなれば、肌内部の毛細血管も元気になります。山椒の成分がお肌にたっぷり行きわたることで、ハリやツヤが出てきます。最近肌がくすんでるなーという悩みがある人は、ぜひ山椒を取り入れてみてください。
・胃や腸の調子を整える
うなぎといえば、山椒。うなぎのような脂分が多い魚は胃もたれを起こしやすいので、山椒をかけて胃腸の機能を整える、という考えからです。山椒の成分サンショオールが、胃酸の出過ぎを抑えて、消化を促進してくれます。最近胃もたれが気になる人はぜひ。
絶品、ピリ辛麻婆豆腐
山椒の効果・効能が分かったところで、早速ピリ辛料理のレシピを紹介していきたいと思います。まずは、山椒との相性がばっちり、定番ともいっていい「麻婆豆腐」!
★材料★(3~4人分)
・豆腐1丁
・山椒パウダー小さじ1
・豆板醤大さじ2
・味噌大さじ1/2
・ラー油大さじ1
・豚挽き肉100g
・しょうがひとかけ
・にんにくひとかけ
・ガラスープ2カップ
・水溶き片栗粉大さじ2
★作り方★
(1)しょうがとにんにくをみじん切りに、豆腐はサイコロ状に切っておく
(2)フライパンに油を入れて熱し、豆板醤、味噌、ラー油、豚挽き肉の順に入れて炒める
(3)豚挽き肉の色が変わってきたら、ガラスープをいれてひと煮立ちさせ、さらに豆腐を入れて煮込む
(4)いったん火を止めて、山椒パウダーと水溶き片栗粉を入れてゆっくり混ぜる。再び弱火で煮て、とろみが出てきたらできあがり!
市販の麻婆豆腐の素を使って、仕上げに山椒パウダーを入れてもいいですが、本格的に作りたい人はぜひこのレシピで作ってみてください。
いつもの豚丼を山椒風味に
豚丼、子どもも大好きですよね。でも、山椒パウダーで、大人の分だけはちょっとピリ辛、いつもと一味違う仕上がりに。
★材料★(3~4人分〉
・豚ロース3枚
・キャベツ千切り
・白ごま
【☆たれの材料】
・しょうゆ50cc
・みりん50cc
・酒50cc
・砂糖小さじ2
・山椒パウダー少々
★作り方★
(1)鍋に☆のたれの材料をすべて入れて沸騰させ、少し煮詰める。たれがとろっとしたら火を止めてから、香りが立つ程度に山椒パウダーを入れる
(2)フライパンで豚ロースをよく焼く。豚ロースをたれにつけて、適当なサイズに切る
(3)ごはんの上に少したれをかけ、豚ロースを乗せて、さらにその上からたれをかける
(4)肉の上にキャベツの千切りを乗せて完成。お好みでマヨネーズや、さらに山椒パウダーをかけても美味
香りだけで食欲がそそられそう。豚肉はスタミナ源、山椒と一緒に食べて、さらにパワーをつけましょう!
山椒風味のおつまみはビールがすすむ!?
いつも作っているおつまみ、ちょっとマンネリ化してるかも…そんな人にぴったり、いつもの具材が山椒を入れるだけで一味変わったビールがすすむおつまみに。
山椒混ぜキュウリ
★材料★(2~3人分)
・きゅうり2本
・山椒パウダー少々
・ガーリックパウダー少々
・白ごま小さじ2
・オリーブオイル小さじ2
★作り方★
(1)ボウルに、山椒パウダー、ガーリックパウダー、白ごま、オリーブオイルを混ぜておく
(2)小口切りにしたキュウリを①に混ぜてできあがり
なんと簡単! キュウリをたくさん買ったけど、どうやって食べようかな…と迷っている人はぜひ!
山椒ポテト
★材料★(2~3人分)
・じゃがいも中2個
・オリーブオイル大さじ1
・塩小さじ1/3
・山椒パウダー少々
★作り方★
(1)じゃがいもは皮つきのままスティック状に切る
(2)フライパンにオリーブオイルを熱し、じっくり揚げ焼きする
(3)焼いたポテトに、塩と山椒をふってできあがり
山椒はお好みで多めにかけても。これから暑くなる季節、家飲みの日はぜひ作ってみたいおつまみです。